近藤です。こんにちは。
ベンツEクラス(W211)ステーションワゴン 修理入庫しました。
突然のエアサスダウンでした。フロント右側のエアサスからエア漏れです。
漏れがひどく、もはや全く圧力を保持できない状態で、
タイヤがタイヤハウスに接触してしまい自走不能でした。
エアサスは修理不能ですので、部品を交換します。
交換だけでなく、初期の圧力をかける作業とキャリブレーションをPCにて行いました。
これをやっておかないとすぐまたエアサスが故障してしまいます。
恐るべし電子制御。
・・・でも、この電子制御のインテリジェンスがこの車の走行性能には不可欠なのです。
また、お客様から足回りの異音が気になると以前から相談を受けてたので、
同時に部品交換することに。
異音の原因は、足廻りの各部をリンクしている関節部品の消耗でした。
ボールジョイントと呼ばれる部位です。
車種や部品構成などにより大きく変わりますが、今回はボールジョイントのみが交換できる部位でした。
アッパーアームとロアアームのと2か所交換です。
内部のグリスがなくなり、さびて削れてがたがたになってしまいます。
手で触ると、グラグラでした。音が出るわけです。
写真ではお伝えできませんが、新品ジョイントはすごく硬いので手ではなかなか動きません。
アッパー側は簡単でしたが、ロア側は全てのリンクを外した状態でやっとジョイント交換ができます。
エアサス交換よりこっちの方が作業的には大変、、、
専用工具を使っての交換作業です。
欧州車は足回りの部品構成が日本車に比べ複雑ですので、作業も大変でした。
その分試乗して問題ないことが分かった瞬間はホッとします。
S様お時間かかりご心配お掛けしました。ありがとうございます。